K-1とは?RIZINやキックボクシングと何が違う?試合ルール・見どころを解説

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K-1とは?RIZINやキックボクシングと何が違う?試合ルール・見どころを解説格闘技ジャンル

K-1とは、空手、キックボクシング、カンフー、拳法など、さまざまな立ち技格闘技の頂点を決めることを目指した大会を言います。KINGを含むそれぞれの頭文字の「K」をとったのがK-1です。

本記事では、K-1と一般的なキックボクシングとの違い、そしてRIZINやRISEなど他の格闘技団体とのルールの違いを紹介します。地上波・テレビ放送の予定なども調査しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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「K-1」とは

「K-1」は、立ち技格闘技(空手、キックボクシング、カンフー、拳法など)の頂点(KING)を極めるために生まれたスポーツです。

男女を問わず重量級から軽量級まで、各々の階級で戦士たちはKOを目指して戦います。それぞれの戦士が持つ独自の技、圧倒的な力、驚異的な速さ、そして揺るぎない闘志。これら全てが交錯し、織りなす一瞬一瞬が、まさにK-1の魅力です。

「K-1」の歴史

K-1のロゴ

「K-1」は1993年に誕生して以来、世界最高峰の戦いと称されています。重量級の戦士たちが激突する様子は、国内外の視聴者を魅了しました。しかし、その熱戦は2011年以降、一時的に幕を閉じることに。

2014年に新たな組織「K-1実行委員会」の設立とともに、新たな章「新K-1」が誕生します。2017年には「新K-1史上最大の試合」とされる「K’FESTA.1」を成功させ、「新K-1」ではなく「K-1」としての新たな活動を宣言しました。

「K-1」の試合ルール

試合時間ワンマッチ:3分3R(女子選手は2分3R)
トーナメント:3分3R
マストシステム:ジャッジの採点(延長戦の最終1Rのみ)
試合決着ノックアウト(KO)、テクニカルノックアウト(TKO)、判定、引き分け、無効試合
採点基準10点満点の減点方式
ダウンカウントレフェリーによる10カウント
または、試合続行が不可能と判断されたら試合終了
有効技【パンチ】ストレート、フック、アッパー、バックスピンブロー
【キック】前蹴り、ローキック、ミドルキック、ハイキック、サイドキック、バックキック、内股への蹴り、飛び蹴り、ヒザ蹴り
反則技頭突き、肘打ち、投げ技、関節技、首相撲、サミング、喉へのチョーク、噛みつき、後頭部への直接的な攻撃、倒れた相手や起き上がろうとしている相手への攻撃、相手を掴む全ての行為、グローブ有効箇所を伴わない攻撃、など

全内容を把握するのは大変ですが、基本のルール・仕組みを理解するだけでも「K-1」の楽しみ方が変わります。ここでは、以下のポイントに絞って解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

試合時間

本戦は3分×3ラウンドが基本です。このとき1ラウンドずつインターバル1分間を挟むので、試合の合計時間は12分+延長戦となります。

試合決着

「K-1」の試合決着は、ノックアウト(KO)、テクニカルノックアウト(TKO)、判定、引き分け、無効試合のいずれかで決まります。それぞれの判定基準は以下のとおりです。

判定基準
KO・1ラウンドに3回ダウン(スリーノックダウン制)
・ダウンカウント9秒以内に立ち上がれない
・危険な状態とレフェリーが判断した場合
TKO・レフェリーストップ
・試合放棄した場合
・ドクターストップ
・身体機能のコントロールの喪失
判定ジャッジ3名による判定(2名以上の同意)
引き分け・カウント9秒以内に両者が立ち上がれない
・ジャッジ2名以上の同意がない場合
無効試合・選手双方がルール違反を犯した場合
・レフェリーが双方に失格を宣言した場合

採点基準

「K-1」の採点方法は、10点満点の減点方式です。劣勢もしくはペナルティを受けた選手から点数を差し引き、残った点数が多いほうが判定勝ちを収めます。

【判定の優先度】
ダウン数 > 相手に与えたダメージの有無 > クリーンヒットの数 > アグレッシブ度

ペナルティ(反則技)

「K-1」で反則技を出した場合、回数や悪質性にあわせて「注意→警告→減点→失格」の順にペナルティが与えられます。単純計算で、反則行為を1試合で7回繰り返すと「失格」です。

反則の回数レフェリーの行動
注意1回目口頭で指示
警告2回目以降口頭で指示
減点警告2回で減点1
警告4回で減点2
イエローカード提示
失格減点3回レッドカード提示

「K-1」と「キックボクシング」との違い

K-1とキックボクシングとの違いのイメージ画像

「キックボクシング」は、「K-1」よりも歴史が古い日本発祥の打撃格闘技です。野口修氏がボクシングや空手の要素を組み合わせ、ムエタイの試合ルールを参考に1966年に創始しました。

「キックボクシング」と「K-1」との主な違いは、試合形式ラウンド数肘打ちの可否の3つです。

K-1キックボクシング
試合方法ワンマッチ
トーナメント
ワンマッチ
試合時間3分3ラウンド
(インターバルは 1分間)
3分3ラウンド
3分5ラウンド
(インターバルは 1分間)
肘打ち禁止行為団体によってはOK

「K-1」は肘打ちを禁止行為としていますが、「キックボクシング」の団体によっては肘打ちが許可されている場合があります。

また、「K-1」はワンマッチに加えてトーナメント形式の試合が行なわれているのも特徴です。「K-1」が通常3分3ラウンドに対して、「キックボクシング」のプロ大会では3分5ラウンドで試合が行なわれるといった違いもあります。

「K-1」と「RIZIN」との違い

「K-1」と「RIZIN」との違い

「K-1」と「RIZIN」との主な違いは、以下のとおりです。

K-1RIZIN
特徴立ち技格闘技のみMMA(総合格闘技)
キックボクシング
掴み技×反則技ワンキャッチ・ワンアタックまで有効
延長戦3分1ラウンドなし

「K-1」が立ち技格闘技の頂点を目指す団体であるのに対し、「RIZIN」はMMA(総合格闘技)とキックボクシング2つの試合を行っています。「K-1」だと反則技に分類されている掴み技も、「RIZIN」のキックボクシングルールであればワンキャッチ・ワンアタックまで有効とされている点も大きな違いです。

「K-1」と「RISE」との違い

「K-1」と「RISE」で明確な違いはありません。

「RISE」は2003年に設立され、当初は選手育成を目的とした立ち技格闘技のアマチュア大会を定期的に開催していました。2009年に「RISE」は「K-1」との協力体制を強め、RISEオフィシャルルールを「K-1」のルールに近づく形で変更されています。

しかし、「K-1」が一時的に活動を停止した2011年以降、両団体の関係は弱まり、現在ほとんど接点がない状態となっています。

「K-1」の見どころ

「K-1」の魅力はそのダイナミックさと緊張感にあります。空手、キックボクシング、カンフー、拳法などの技術を駆使した試合は、視覚的にも非常にエキサイティングで、そのスピード感とパワーが見どころの一つです。

全盛期では、ヘビー級や無差別級の試合が盛り上がり、技術のある小さい選手が大きな選手をKOするシーンや体重のある選手の破壊力のある打撃などが見どころでした。

新たな「K-1」でも、選手たちは技術と戦略を駆使し、対戦相手との間で激しい攻防を繰り広げます。既に世界的な名声を確立している選手から、これからブレイクしそうな若手選手まで。それぞれの個性や戦略、技術が交錯する試合は引き付けられるような見ごたえがあります。

「K-1」ブランド全6つの違いと特徴

説明
K-1 WORLD GP世界各国から強豪が集まる世界規模の立ち技格闘イベント。男子ではバンタム級からスーパー・ヘビー級、女子ではアトム級からフライ級まで全14階級が設けられている。
KrushKO至上主義のファイターたちが見せる壊し合いの格闘技。男子10階級、女子3階級でチャンピオンを決める。
Krush-EXキャリアが浅い・若い選手たちが経験を積む場として開催されるイベント。
K-1アマチュアK-1をより身近に、老若男女・年齢問わず誰でも気軽に挑戦できる安全なスポーツにするためのアマチュア競技。キッズ(小学生)~マスターズ(40歳以上)まで年代別にカテゴリーがあり、選手レベルに合わせてAクラスからCクラスまでが設けられている。
K-1甲子園・カレッジK-1甲子園は全国の高校生の立ち技格闘技ナンバーワンを決める大会。K-1カレッジは全国の大学生立ち技格闘技ナンバーワンを決める大会。
K-1 AWARDSK-1 JAPAN GROUPが開催したプロイベント(K-1・Krush・Krush-EX)とK-1アマチュアのすべての大会を対象にした年間表彰式。

K-1 JAPAN GROUPは、全世界の選手を集めた”K-1 WORLD GP”、KOを追求する”Krush”、若手選手が技術を磨く”Krush-EX”、広範な参加者を対象とした”K-1アマチュア”、学生向けの”K-1甲子園・カレッジ”など、多様な格闘技イベントを主催しています。これらのイベントは年間を通じて開催され、“K-1 AWARDS”でその成果が評価されます。

「K-1」の試合はどこで観られる?テレビ放送は?

ABEMAプレミアム
出典元:ABEMA公式

TBS系列で放送されていた「K-1」ですが、2023年7月現在、地上波によるテレビ放送は行われていません。時代は変わり、格闘技の試合視聴はPPV配信が主流となっています。そのため、テレビで視聴できる可能性は残念ながら低いと言えるでしょう。

「K-1」は、動画配信サービス「ABEMA」「U-NEXT」での視聴が可能です。K-1だけでなく、アニメ・ドラマ・映画など、様々なコンテンツを楽しみたい方にも、これらのサービスはおすすめです。

「RISE」と「K-1」を代表する激闘! 那須川天心 vs. 武尊

2022年6月19日『THE MATCH 2022 IN TOKYO DOME 』で行われた「那須川天心 vs. 武尊」は、立ち技のトップファイターによる「RISE」 vs「K-1」の歴史的な一戦となりました。

2015年11月に那須川天心が武尊に対戦を直訴したことから始まり、7年越しの対戦。試合は一瞬一瞬が見逃せない緊張感に満たされ、那須川天心のスピードとテクニック、武尊のパワーと粘り強さが見事にぶつかり合いました。

当時の試合は、RIZIN公式のYouTubeチャンネルにて無料配信中です。「もう一度見たい・見逃してしまった」という人は、ぜひ覗いてみてください!

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